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SBシール

安全対策タンデム用ドライシール/攪拌機用ドライシール

『SBシール』を大気側のバックアップシールに配置することにより、リザーバータンク式タンデムシールよりも、メカニカルシールの安全対策・環境対策を低コストで実現します。また、立型LPGポンプの起動時に一時的な漏洩が発生しても、停止することなく、速やかな立ち上げが可能です。

さらに、SBシールはタンデムシールとしての用途だけではなく、低圧領域でほとんど漏洩しないので攪拌機などのメインのドライシールとして、潤滑液による製品汚染の防止、設備コスト削減などの目的で、従来は不可能だった高周速条件まで対応しています。

【特許登録番号:2113552号】

特長

気体・液体両対応型

気体だけでなく、液体に対しても優れたシール性能を発揮します。

N2ガスパージ不要

N2ガスパージをしなくとも、運転可能です。
※低温仕様での凍結防止の際はN2ガスパージをご使用下さい。

効果

設備費低減

リザーバータンク設置費用と比較して、設備費が約1/3に軽減します。

シール液の管理が不要

リザーバータンクの場合に必要なシール液の管理に伴うメンテナンスが不要です。

一時的漏洩に対して運転継続が可能

立型LPGポンプ等で生ずることがある起動時の一時的漏洩に対してもガス検が発報しないため、運転を継続でき、メカニカルシールを開放点検する必要がありません。

シンプルな付帯設備

N2ガスパージを施工しない使用例も多く、付帯設備がシンプルであり機器故障要因も減少します。(下記フロー図比較をご参照下さい)

構造

タンデム仕様
攪拌機用メインシール仕様
軸径
~φ120
~φ130
圧力
常用圧力:0~1MPa
突発対応圧力:~5MPa
Pa
(~0.8MPa)
周速
~15m/sec
~10m/sec

SBシール 使用実例

従来のリザーバータンク方式によるタンデムシールに代わり、ドライ運転が可能なSBシールで大気への漏出を制限し、高コストなリザーバータンクの設置も不要となります。簡易タンデムシールとして採用されています。

《ポンプ》
LPG・エチレン・プロピレン等の可燃性流体、ベンゼン等の毒性流体、ホットナフサ等の熱油

《攪拌機》
エアー・塩化メチレン・医療系粉体+エチルアルコール

ポンプの代表例

不安定な起動時にも大気への漏出を防止し、警報の発報もなく、連続運転が可能です

攪拌機の代表例

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