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静止形メタルベローズシール

製品紹介

高温石油精製プロセス流体向け静止形ベローズシールです。静止形構造を採用することで、熱歪の影響を受けにくく、安定した追従性を確保し、優れたシール性を発揮します。

インコネル718

ベローズ材質に疲労強度の高いインコネル718を標準採用することで、耐食性と耐熱性、ばね荷重特性が優れています。

ダンパースプリング

ベローズとバッフルの間に、ベローズの共振を抑制する『ダンパースプリング』を標準採用することで、安定したシール性能と優れた耐久性を実現します。

クエンチング効率

クエンチシールとして、分割フローティングリングによる補助シール『ABCリング』を標準採用し、ベローズの内側に設けたバッフルによりクエンチ流体を摺動面近傍に流すことで、冷却や保温・洗浄を効果的に行います。

グラフォイル

合成ゴムOリングやPTFEパッキンの代わりに、優れた耐熱性と耐薬品性を持つグラフォイルを使用することで、幅広い適用温度範囲を実現。摺動材はグラフォイルマウント構造であるため摺動材の交換が可能で、高温や極低温でも良好な摺動面精度を保持します。

摺動材

摺動材料は、SiCと硬質無含浸カーボンを採用し、優れた耐摩耗性・耐ブリスタ性を得ています。

コストについて

高温仕様でもフラッシングクーラーを必要としない運転が可能となるため、設備費用の削減とメンテナンスの省力化が図れます。

静止形メタルベローズシール 使用実例

  • 合成ゴムのOリングのパッキンが使用できない極低温、高温の流体にベローズシールが使用されています。
  • 共振によるベローズのパンクには『ダンパースプリング』を装着した弊社のベローズシールが有効です。ダンパースプリングは共振によるパンクを抑制し、安定した運転が可能です。
  • 静止形メタルベローズシールの採用により、ノンクーラー化した事例も有り、クーラーのトラブル(詰まり・冷却不足)も回避されています。
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