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回転形メカニカルシール

特長

仕様・用途に応じ、マルチスプリング形・モノコイルスプリング形、耐スラリー用・耐腐食環境用等、シングル・ダブル・タンデムなど、ご要求条件に適したシール、材質を選定・提供致します。
汎用的なシールとして、ポンプではISO3069のスタフィングボックスに取付けが可能です。また、攪拌機でも多数採用されています。小さなサイズからφ200を超えるサイズにも対応可能です。

回転形メカニカルシール 使用実例

回転形メカニカルシールとグランドパッキンとの比較

比較項目
メカニカルシール
グランドパッキン
摩耗・消耗する箇所はどこか
主として摺動面。
グランドパッキンの内周側と軸・スリーブの外周側。
摩耗するとどうなるか
摺動面が摩耗した分だけ、スプリングで押されて追従するため摺動面間に隙間は生じない。
グランドパッキンと軸・スリーブの間に隙間が出来て、内部の流体が漏れる。
摩耗したらどうするか
メンテナンス作業は不要。
グランド押さえをボルトで締め付ける。(増し締め)
漏洩量はどの位か
目安として「3ml/時」以内。
「1L/時」以上になることも有り、損失が大きい。
消費動力は
摺動面積(摩擦面積)が狭いため、消費動力は小さい。
摺動面積(摩擦面積)が広いため、消費動力は大きい。
シール寿命は
回転形シールで平均2~3年。
静止形シールで平均5~6年。
3ヶ月から1年。交換時はスリーブの交換も必要である事が多い。
コストの差は
イニシャルコストは比較的高価。但し、保全費用は安価なため、結果として低コストになる。
イニシャルコストは安価。但し、日常の増し締め作業やスリーブの交換工事の頻度を考慮すると、保全費用は高価になる。
適用範囲の違いは
高圧・高温・高周速・スラリー仕様にも適応、適用範囲は広い。
高圧・高温・高周速・スラリー仕様には不適、適用範囲は狭い。
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